2010年08月03日

事務所のご近所さん

 九段下駅出口をでてすぐのところに「昭和館」という大きな建物があります。
事務所に近いところにあるので、中はどういうものなのか気になっていたので、
先日遂に行ってみることにしました。

「昭和館」とあるので「昭和」の時代をまるっと紹介する施設と思っていたら、
そこは「昭和」といっても昭和10年頃から昭和30年頃まで、
つまり太平洋戦争時代を紹介する国立施設でした。
しかも戦争の歴史の中でも、日本国内での生活の歴史に限定されているようです。
展示物は当時の衣服、氷で冷やす冷蔵庫や一般的な夕食のメニューの例といった身近な物。
戦時中はやはり物資不足です。
特に金属類は供出されていたため、なんと陶器製のアイロンやフォーク・ナイフなどもありました。
物資不足ながら、手先が器用な日本人の創意工夫が読み取れます。
さてメインの「銃後の備えと空襲」コーナーでは防空壕のジオラマがあるのですが、
ジオラマが綺麗に出来ているせいか、「戦争の悲惨さ・辛さ」がイマイチ伝わってきません…。
小学校の時に先生から見せられた本物の焼夷弾の方がインパクトがあったような…。
国民服やもんぺのコスプレ体験コーナーまでありました。
「写真撮影OKです」とありますが、にっこり笑ってピースをする勇気がありません(汗)。
建物は7階建てなのですが、常設展示場は6階と7階だけ。
残りの階は図書室や研修室だそうです。

建物をあとにして、「そういえば原爆や沖縄戦線に関する展示は無かったような…?」。
とにかく、もうすぐ終戦記念日。
色々な視点から戦争を見つめるいい機会になるかもしれません。


担当:福原聖子

九段下の会計事務所
http://www.tomiyama-kaikei.jp/

posted by tomiyama at 10:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: