公認会計士の試験は、今も昔も難関の試験のひとつです。
私が受験したときは、簿記論・財務諸表論・原価計算・監査論・経営学・経済学・商法の7科目でした。
あるとき、私のゼミ先生であった加古宜士早稲田大学教授が
「公認会計士試験は9科目だが、残りの2科目は何か知っているか。良い機会だから教えてやろう。」
先生曰く、8科目目は
孤独・不安に耐えるという科目
9科目目は
合格するまでやり切るという科目
ということでした。
合格率8%前後のため、試験に合格する保証はなく、頭の良い人でも不安に耐えられなくて途中下車する人も多くいます。
また、同じくらいの実力の人が先に合格したりするとやる気をなくし、合格するまでやり切るという科目を放棄する人もいます。
良く考えてみると、この8科目目と9科目目は、公認会計士試験だけではなく、
経営者が事業を立ち上げ、組織をまとめ、標準以上の業績をあげるために求められる必修科目なのかもしれません。
担当:冨山恭道
九段下の会計事務所
http://www.tomiyama-kaikei.jp/
2010年09月08日
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