2011年04月06日

震災後20日

東日本大震災から20日が経過しました。
被災された方々、近親者や友人が被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

震災直後は、何とか仕事をリカバリーしなければと気が張っていましたが、直面している現実やこれから先の事を考えるとどうしても不安な気持ちが心の中を占めてきます。

電力会社の友人から聞いた話によると、夏場の電力不足は必至の状況とのこと。
発電所建設は間に合わないのかと素人考えで質問したところ、発電所建設には火力で10年、原子力で30年掛るそうです。
用地買収、環境アセスメント、近隣住民の理解等、とても長い時間が必要だそうです。
また、この状況で原子力発電所の建設は見込めないし、火力発電には膨大な石油が必要で環境問題にも繋がるため、八方ふさがりの状況です。
これから、電力需要の多い夏場を迎えるにあたって、根本の改善が図れない以上は、これまで電気に頼り切っていた生活習慣自体を考え直す必要がありそうです。
しかし、30年位前は冷房の無い電車も多かったですし、その頃の生活に戻れば何とかなるのではないかと考えていますが、甘いでしょうか。

つい先日、父親と震災について話したのですが、父親曰く、「太平洋戦争を乗り越えて来たんだから大丈夫だ。」と楽観的でした。
震災に遭われた方にとってはとんでもない言い方ですが、父親は戦争中、足に銃弾を受けたり、栄養失調になり数カ月学校に行けなかったりと大変苦労したそうです。
父親はそれを乗り越えて建設業に携わり高度成長を担ってきたのですから説得力があります。
戦前生まれの方々は皆同じように、復興の為に力を合わせ頑張って来たんだと思います。
そんな父親世代のDNAを引き継いだ自分たちも同じように頑張ることができると信じていますし、
何がなんでもこれからやってくる難局を乗り越えて行かなければなければならないと思っています。

担当:大西賢治

九段下の会計事務所
http://www.tomiyama-kaikei.jp/
posted by tomiyama at 16:01| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする