2014年06月14日

意味の取り違い

 普段使っている言葉でも、気付かずに使っている言葉があるようです。

 「小春日和(こはるびより)」
 冬の寒さも和らぎ、少しぽかぽかと穏やかな春になった様子と思って使っている例が多くあります。しかし正解は、「晩秋から初冬にかけたころの、晴れて春のようにぽかぽかと暖かい日」を言うそうです。

 「君子豹変す」
 偉い人は自分勝手に態度や意見をすぐ変えると非難する意味に使う場合がありますが、これも正しくは、「君子はあやまちに気付くと改めることに躊躇しない」と肯定的な意味で使うと辞書にあります。

 それで思い出したのですが、中学生のとき、「五十歩百歩」の意味を先生から聞かれ、50歩と100歩では倍も違うのだから、大きな差があることのたとえと答え、笑われたことがあります。本当の意味はあまり差がないことで、全く逆でした。そうであれば、「五十歩六十歩」くらいにしておくのが筋だろうと思いませんか。

 最後に「気の置けない人」という言葉を皆さんはどのような意味で使っているでしょうか。


担当:冨山 恭道

九段下の会計事務所
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posted by tomiyama at 21:14| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする