目黒寄生虫館、目黒駅から10分、知る人ぞ知るデートコースです。
日本住血吸虫という寄生虫、日本の農村の住民を苦しめた寄生虫です。
この寄生虫の存在は1904年に岡山大学の桂田富士郎教授により特定されたが、中間宿主が見つからず、感染ルートが分からず、苦慮していた。
そのような中、九州大学の宮入慶之助教授が1913年、偶然にある小さな貝を見つけ、その貝が中間宿主であることがわかり、感染ルートが解明しました。発見者にちなみこの貝は、ミヤイリガイと言われるようになりました。
写真のように長さ7ミリ、幅3ミリの小さな貝です。なぜ日本住血吸虫の卵から成長した幼生はミヤイリガイにしか侵入しないのか不思議です。
ところで、この寄生虫を駆除する苦闘の歴史を書いたノンフィクション、小林照幸著「死の貝」文藝春秋があります。
絶対、感動します。
担当:冨山 恭道
九段下の会計事務所
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