2018年01月16日

プロ意識

 総務の小野です。
 スキーシーズン初め頃、某スキー場のナイターに行くとパトロール隊員が一般客に混じって練習していました。日中は業務があるので夜のうちに技術を磨いていたのだと思います。パトロールのウエアを身につけた瞬間からかなりのプレッシャーがかかると聞きました。場内見回り中に転ぶことはあり得ないので、滑走技術はハイレベルでなければならないし、急病人や怪我人の短時間での症状把握と適切な処置方法も判断できなければならないし、場内で雪崩が起きそうな場所の整備をしたりと、お客さんが安全に楽しめるよう日々努力を重ねているのだと思います。
 2年前のことですが、コブ斜面で前のめりに転倒し、ふくらはぎの筋断裂(肉離れ)をしてその場から動けなくなってしまいました。パトロール隊員に応急処置をしてもらった後ゲレンデ入口までの長い距離を搬送してもらいました。入口には既にタクシーが用意され、そのまま整形外科へ。
 ゲレンデ内は雪上用の、前後に取っ手の付いた(長いそりのような)ボードにすっぽり包まれて搬送されたため外を見ることはできませんでしたが、付き添ってくれた仲間が言うには「隊員はコブ斜面をいとも簡単に横断し、圧雪斜面では凄いスピードでついて行くのが大変だった」そうです。
 医者には、「処置が早く適切だったので悪化しなくて良かった」と言われました。
 ニコニコしながら対応してくれたパトロール隊員にとても感謝しています。

 隊員に肩を借りながらタクシーにたどり着く間少し話をすることができ、そのときの隊員の自信に満ちた言葉が今も心に残っています。
 「我々は雪のあるところならどんな所でも滑れますよ」

 その後、仲間にはそのゲレンデコースを「肉離れコース」と名付けられてしまいました。


担当:小野 絵里

九段下の会計事務所
http://www.tomiyama-kaikei.jp/
posted by tomiyama at 17:12| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする