所長の冨山です。
中小企業の事業承継が難しい時代になって来ましたが、江戸時代の大名家の「お家相続」も大変のようでした。
いわゆるお世継ぎがいないと、お家断絶の処分が幕府から申し渡されるので、各藩はお世継ぎをどのように確保するかに大変な思いをしました。
そのため、お世継ぎの決定は慎重を要し、世継ぎのいない藩主の死亡日を後にずらし、急きょ他の大名家の者を養子縁組し、急場をしのぐのは普通に行われていたようです。
大森映子著「お家相続 大名家の苦闘」角川選書 1,400円 にはもっと面白い(=切実な)ことが書かれています。興味ある方はご一読を。
担当:冨山 恭道
九段下の会計事務所
http://www.tomiyama-kaikei.jp/