私の自宅から徒歩30分圏内には10件近いパン屋さんがあり、散歩の途中によく立ち寄り、焼たてのクロワッサンを買っています。
店頭に並ぶクロワッサンを眺めると、三日月型、ひし型など、実にさまざまな形があります。
その違いは単なるデザインではなく、実は「どの油脂を使うか」によって、最適な形が導き出されているようです。
− バターと油脂が生む、食感と設計の違い −
| 一般的に特徴は次のようです | 1. | 三日月型はバターを使用し、生地が繊細で軽やかで空気を含んだいわゆる本格的なクロワッサン |
| 2. | ひし型はマーガリンやショートニングといった油脂を使用しているので、生地は安定し、成形の自由度が高まり、中にチョコレートやクリームを入れるアレンジも容易に。焼き上がりも均一で形崩れしにくく、大量生産や品質の安定ができるクロワッサン (日本のパン屋さんでひし型が多く見られるのは、この合理性に支えられているからです) |
皆さんも次にパン屋さんでクロワッサンを手に取るとき、その形の裏側にある「素材と技術の対話」に、ぜひ思いを巡らせてみて頂ければと思います。
担当:石井 靖之
九段下の会計事務所
https://www.tomiyama-kaikei.jp/

